環境省は18日、東京都江東区の東京港青海(あおみ)ふ頭で、ヒアリ20~30匹が確認された、と発表した。見つかったヒアリは殺虫剤やお湯をかけられて処理された。国内でのヒアリの確認は今年度初めて。2017年6月の初確認以降、14都道府県で計39例目となる。
発表によると、14日に、港湾作業員がコンテナヤードの入り口付近に落ちていたわらの塊を持ち上げたところ、ヒアリに手を刺された。作業員に健康被害は起きていないという。
通報を受けた都から連絡があった環境省が専門家に依頼、ヒアリの働きアリと確認された。現場付近に、殺虫餌を仕掛けているほか、環境省と都が今後、現地で詳しい調査を行う。(松尾一郎)