ノーベル平和賞を選考するノルウェー・ノーベル委員会のアスラ・トーヤ委員は18日、ミャンマーの治安部隊による少数派イスラム教徒ロヒンギャへの迫害を許しているとの批判が高まっているアウンサンスーチー国家顧問について、平和賞の授与は取り消さないと断言した。
ロンドンの王立防衛安全保障研究所での講演で司会の質問に答えた。トーヤ氏は「もし現代の見方をもって過去の全受賞者の言動を調べたなら、ショックを受けるようなことが見つかるだろう」として、「私たちは平和賞を取り消すことはしないので、(スーチー氏についても)取り消さない」と述べた。
一方で、「集団虐殺のような行…