JR鹿児島線の一部区間などで5月30日に起きた停電の原因が、電気設備にナメクジが入ったことによるショートだったことが、JR九州への取材でわかった。停電で特急「ソニック」など計26本が運休。約1万2千人に影響が出ていた。ナメクジが原因で停電するのは珍しいという。
JRによると、停電は5月30日午前9時45分ごろ、北九州市のJR鹿児島線門司―スペースワールド間と日豊線小倉―城野間で発生。鹿児島線と日豊線の一部区間で約1時間運転を見合わせた。
JRの調査で、鹿児島線小倉―門司間の線路付近にある電気設備内でナメクジの死骸が見つかった。状況から、ナメクジが設備の中に侵入し、機器がショートしたと判断した。