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中国捜査員、部屋を間違えたら 警察検察トップが賭博中

犯罪組織関係者の摘発のためホテルに赴いた捜査当局の特別チームが、部屋を間違えて踏み込んだら――。中国内陸部・陝西省の漢中市で、警察・検察のトップらが賭博している現場を押さえられ、捕まえられる珍事があった。地元紙・華商報(電子版)などが2日までに伝えた。


習近平(シーチンピン)指導部は、犯罪組織や反社会的勢力と、その後ろ盾となっている地元の高官らを一掃するキャンペーン「掃黒除悪」に取り組んでいる。


報道によると、「掃黒除悪」の指導のため北京から派遣された特別チームが6月初めから1カ月間、陝西省各地で監査や捜査を実施。6月14日には市内のホテルへ容疑者の摘発に向かったが、誤って違う部屋に踏み込んだ。そこでは、同市内に位置する西郷県の警察、検察のトップと政府幹部が3万8千元(約60万円)をつぎ込んだ賭博の真っ最中だったという。特別チームの同県での捜査は前日に終わったばかりだった。3人はいずれも免職や停職となったという。


ネット上では「部屋は間違っていなかった」などと皮肉る声が出ている。(北京=延与光貞)


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