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ボールに内蔵センサー、球質を測定 球速アップに効果

静岡県内屈指の進学校で秋の県大会で8強に入った清水東。グラウンドでは、投手が投げるごとに捕手にかけよりながら投球練習をしていた。使っているのは特別なボール。見た目や質感、重さは普通の硬球だが、内蔵したセンサーで「回転軸」「回転」「球速」などを測り、スマートフォンで見ることができる。


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投手たちは投げるたび、マネジャーの持つスマホで球速と回転数を確認。投げ方を工夫する。球速に対して回転数が多いと、ボールを芯で捉えられない限り打球に飛距離が出ず、フライに打ち取りやすいとされる。投手の球質は投げている側では分からないことが多く、数値データを取ることで球質と投げ方の関係をつかむのに役立つ。


杉山潤都(ひろと)君(3年)はこの練習を取り入れた昨秋から約10キロ球速が上がり、1分間あたりの回転数も1700から1900になった。「投げた直後に数値を見ることで感覚をつかんでいきやすい」と話す。


ピッチャーだけではない。三島南などではバットの先端に特殊な器具を取り付けてスイングスピードを測り、スマホで確認できるアプリを使用。焼津中央では試合のスコアを専用アプリでとって、打率だけではなく四死球による出塁率や長打率も加味したOPSという指標などを用いて「より相手にダメージを与えられる活躍」を評価。選手の改善に生かしたり、戦略をたてたりしている。


清水東で捕手を務める笹間雄貴君(3年)ら希望した約10人の部員は、最先端の理論を基に体の使い方を学べる静岡市のジムに週3回通う。このジムでは、体のバランスや体脂肪などを最新機器を使って測定しながら、選手のケアやトレーニングを行っている。曲線的な動きが多い専用のマシンを使って股関節や肩甲骨周りが動きやすくなるよう負荷をかけている。


「トレーニングする部屋の周りには手術後のリハビリに通う高齢者もおり、理論的に体を強化している感覚があります」と笹間君。体がイメージ通りに動くようになり、コンディショニングの面では以前痛みのあった肩が、今では全く違和感なく動かせるようになったという。


各校がICT(情報通信技術)を積極的に取り入れ、効率的な練習を目指すのには部活動を取り巻く社会環境の変化もある。県教委は昨年、「部活動ガイドライン」で週16時間以上の練習をしないよう通達。「過重な活動を避ける」のは社会の要請だ。


清水東の大代茂雄監督が掲げるのは「及ばざるは過ぎたるに勝れり」。同校に赴任した当初、大会を控え、テスト期間も重なった後の練習中に部員が倒れた。熱中症かと思っていたが、病院の診断結果は「寝不足」だった。学習指導で一日2~3時間の自宅学習を求めているという進学校ならではの事情も影響する。


「意味がわからないまま体で覚える修行のような考え方を打ち破りたかった」と大代監督。空いた時間に体の動かし方をイメージさせ、ICTのもたらす数字で裏付ける。「貴重な高校生活。それぞれ時間の使い方を選んでほしい。効率的な練習がどこまで通用するか。今までやってきたことが正しいことを結果で示したい」


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