鹿児島県出水市で4歳の女の子が死亡し、同居する男が暴行の疑いで逮捕された事件で、市が女の子の体にあざを確認しましたが、児童相談所や警察に伝えていなかったことがわかりました。
この事件は、出水市の建設作業員・日渡駿容疑者(21)が先月27日、同居する交際相手の長女・大塚璃愛來ちゃん(4)の頭を殴ったとして、暴行の疑いで逮捕されたものです。璃愛來ちゃんは殴られた翌日に死亡し、死因は水死とみられています。
「風呂に入ってて駿が目を離したら(璃愛來ちゃんが)おぼれたと言っていた」(日渡容疑者の知人)
また、出水市は先月、璃愛來ちゃんの体に数箇所のあざがあるという情報を病院から伝えられていましたが、児童相談所や警察に伝えていなかったことがわかりました。市は、璃愛來ちゃんが死亡する2日前にも面談しましたが、「虐待は確認されなかった」としています。
警察は2日、日渡容疑者を送検し、日常的に虐待がなかったかなど調べています。