派遣型マッサージ店の女性従業員に性的暴行を加えた罪に問われている元俳優の新井浩文被告の初公判が開かれ、新井被告は起訴内容を否認しました。東京地裁前から報告です。
黒色のスーツにネクタイ姿で現れた新井被告、裁判の冒頭で謝罪をしたものの、「同意があった」と起訴内容を否認しました。
元俳優で無職の新井浩文被告(40)、本名・朴慶培(パク・キョンベ)被告は、去年7月、自宅マンションで派遣型マッサージ店の女性従業員(30代)に性的暴行を加えた強制性交の罪に問われています。
午前10時に始まった初公判で、新井被告は裁判長に起訴内容について問われると、「まずは、女性に謝罪の言葉を言いたい。本当にすみませんでした」と謝罪しました。そのうえで、「暴力は一切、やっていません。同意があったと思っています」と述べ、起訴内容を否認しました。
検察側は冒頭陳述で、「新井被告は施術を受けているうちに興奮し、手首をつかんで引っ張り、下着ごと脱がせ暴行した」などと犯行の状況を説明しました。
<Q.裁判は、その後はどのように進んでいるのでしょうか?>
冒頭陳述のあとには、法廷と別の部屋とを結ぶ形で、被害者のマッサージ店の女性従業員への証人尋問が始まっています。女性従業員は、「行為について合意していたか」を尋ねられると、女性は「していません。自分から受け入れたことは1回もありません」と述べました。午後も引き続き裁判が行われる予定です。