南海電鉄の特急「ラピート」の台車から亀裂が見つかった問題を受けて、南海電鉄は原因究明のため、第三者の研究機関に調査を依頼しました。
南海電鉄の特急「ラピート」をめぐっては、先月23日、走行中に車掌が金属音に気づき点検したところ、台車にあるモーター付近で長さおよそ14センチの亀裂が見つかり、国の運輸安全委員会が「重大インシデント」に認定しました。
南海電鉄によりますと、2017年以降で、ラピートの全6編成のうち4編成の台車からあわせて9か所の亀裂が見つかっていますが、いずれも安全性に問題はないとしています。
一方で南海電鉄は、台車メーカーと行う調査とあわせて、JRや私鉄各社の鉄道技術の研究をしている「鉄道総合技術研究所」にも2日午後から調査を依頼していて、亀裂が入った原因を調べるということです。