日産自動車の西川社長が、今月16日付で辞任することになりました。
「まだまだ宿題はあるけれども、それなりに少しずつ進んでいるから、次の体制でやっていってくれると思っている。毎日毎日全力を尽くしているので、毎日悔いはないとやっているので、できるかぎりのことはやりました」(日産自動車 西川広人社長)
西川社長をめぐっては、社内規定に違反し、株価に連動する役員報酬を上乗せして受け取っていたことが明らかになっていました。日産の取締役会は、ゴーン前会長の不正を見抜けなかったことなど一連の責任をとり、今月16日付けで西川社長が辞任すると発表しました。
日産の指名委員会では、後任人事については、10月末をめどに調整を急いでいます。
一方、日産は社内調査の結果、ゴーン前会長の不正による会社の被害総額は350億円以上となり、ゴーン前会長の責任を明確にするため、損害賠償請求訴訟を起こすとしています。