JAグループが今年5月まで集中的に進めてきた農協改革について、吉川農林水産大臣は「農協改革は進展した」と評価しました。
JAグループは農業の競争力を強化し、農家の所得を向上させるための農協改革を進めていて、今年5月末までの5年間を集中的に改革を推進する期間として取り組んでいました。
「農業所得の向上に向けた動きが随所に出てきたと実感している」(吉川貴盛 農水相)
吉川農水大臣は、会見でこのように述べたうえで、「農水省としては、改革集中推進期間において農協改革は進展したと評価している」との考えを示しました。ただ、農協の8割が農産物の販売をはじめとする経済事業の赤字を信用事業や共済事業の利益で穴埋めしているため、吉川農水大臣は「農協経営の持続性をいかに確保するかどうかが今後の課題だ」との認識を示しました。