IT大手の楽天は、10月にサービスを開始する予定の携帯電話事業について、無料で通話やデータ通信などができるユーザーの募集を行うと発表しました。
「通話は無制限、そしてデータ容量も無制限、タダで使える」(楽天 三木谷浩史 社長)
楽天は、通話やデータ通信などが無料で行えるユーザー5000人を10月1日から7日まで募集します。通信の品質の確認や利用のアンケートなどを行い、安定した通信環境などが確認できしだい、サービスを開始するということです。
ただ、楽天はKDDIの通信網を借りてサービスを提供するため、移動中の利用で楽天がカバーするエリアからKDDIがカバーするエリアに切り替わるときに、3月までは通常の通話機能が切断される可能性があるということです。また、楽天の三木谷社長は、本格的なサービスの開始時期について、「安定確認後、早急に開始する」としたうえで、「1か月後か年内になるかもしれない」と明言を避けました。
楽天は2020年3月末までに、全国3432か所に自社の基地局を設ける計画ですが、総務省によりますと、現時点では、その5分の1にとどまっています。