日産自動車の西川社長が社内規定に違反して役員報酬を受け取っていた疑いについて、西川社長は、「担当者に一任していた」と説明しました。関係者によりますと、今後、取締役会で処分が検討されるということです。
「私は全く一任をしていたので、適切に行われているというふうに認識していた。私は当時グレッグ・ケリー(前代表取締役)以下の事務局に運用を任していた。当然のことながら、それは適切に処置をされたんだろうと認識していた」(日産自動車 西川広人社長)
西川社長をめぐっては、日産の株価に連動する役員報酬について、社内の規定に違反して、かさ上げされた額を受け取っていた疑いが持たれています。西川社長は、受け取っていたことを認めたうえで、「担当者に一任していて、自身は指示をしていない」と説明。かさ上げされた報酬については返還する意向を示しました。金額は数千万円に上るとみられています。
「これはゴーン体制の仕組みの1つですから、ここも変えていくことも含めて、取締役会で検討していただく」(日産自動車 西川広人社長)
関係者によりますと、西川社長の社内処分についても、今後、取締役会で検討するということです。