自宅に引きこもり携帯電話やパソコンを使うのは、感染対策期間中、多くの人の主な暇つぶしになったようだ。さらに感染関連のおびただしいニュースに心が騒ぎ、睡眠不足に陥る。寝る前に携帯電話を使うと眠りにくくなるのはなぜだろうか。河北省第六人民病院の張雲淑副院長がこの問題について回答してくれた。
科学研究によると、寝る前に携帯電話やパソコンを使うことで睡眠に一定の影響が生じる。感染対策期間中は自宅にいる時間が長く、電子製品の使用時間が大幅に増える。特に携帯電話をいじらなければ眠れないという習慣をつけている人さえいる。
実際には発光する電子製品を使うことでメラトニンの分泌が減り、生理の周期や睡眠に影響が生じる。昼夜のリズム感度の曲線を見ると、夜間は目がブルーライトに最も敏感になる時間帯だ。寝る前に長時間この光線を浴びれば、メラトニンの分泌が抑制され眠りにくくなる。
この不眠はいかに調整すればいいだろうか。
感染対策期間中は生活時間が不規則的になり、寝る前に携帯電話をいじるといった要因により、睡眠に障害が生じる。この状況が3カ月以内であれば、その多くが急性不眠症だ。
この急性不眠症については、薬物治療がある一方で睡眠・衛生習慣を調整できる。全体的に見ると、ベッドと人の睡眠に合理的な条件反射を引き起こさせるべきだ。ベッドは寝るためだけの場所であり、携帯電話やテレビを見てはいけないという意識を植え付ける。ベッドに横になり20分たっても眠れない場合は、ベッドを離れリビングに移る。音楽を聴き、本を読み、眠くなってからまたベッドに戻ることを勧める。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年3月23日