中国共産党中央政治局は27日に会議を開催し、中国内外の新型コロナウイルス感染による肺炎の予防・管理と経済運営の情勢を分析し、感染症予防・管理と経済社会発展の取り組みをさらに統一的に推進することを検討計画し、「2019年貧困脱却の難関攻略の成果の考察評価などの状況に関する報告」および「中央政府の貧困脱却の難関攻略の特定巡視活動『回頭看』(振り返り)の状況に関する総合的報告」を審議した。習近平中共中央総書記が議長を務めた。
3月25日、習近平総書記は中共中央政治局常務委員会会議を開催して議長を務め、感染症予防・管理の取り組みと目下の経済情勢についての報告を聴取し、当面の感染症予防・管理と経済の取り組みを検討し、会議で出された意見を中央政治局会議に提出して審議することを決定した。
今回の会議では、「全国の上から下までと多くの国民が困難の中で努力し、感染症予防・管理で段階的で重要な成果を上げ、経済社会の秩序が急速に回復し、容易ならざる貴重な成果を上げた。現在、中国内外の感染症予防・管理と経済情勢には新たに重大な変化が生じており、海外では感染が急速に拡散蔓延し、世界の経済・貿易の成長は深刻な打撃を受け、中国が受ける海外からの感染症の圧力が増大を続け、経済発展が、とりわけ産業チェーンの回復が新たな挑戦に直面している。中国内外の感染症予防・管理の新たな情勢に対応し、中国の予防・管理戦略と対応措置を速やかに整え、外からの感染対策、内側での再発予防に重点を置き、中国の感染症予防・管理情勢の持続的好転の流れを維持しなければならない」との見方が出された。
今回の会議は、「感染症予防・管理が常態化したとの条件の下で、生産と生活の秩序を迅速に回復しなければならない。各地域・各部門は自信を堅固にし、困難を乗り越え、感染症予防・管理と経済社会発展の取り組みを統一的に計画して推進し、新たな発展の理念を揺るぎなく貫徹し、供給側構造改革を深化し、マクロ政策のヘッジを強化し、国内需要を効果的に拡大し、感染症がもたらした損失を最小限に抑えるように努め、通年の経済社会の発展目標・任務を達成するよう努力し、小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的な完成で勝利を収めるとともに貧困脱却の難関攻略の決戦に臨むという目標・任務の達成を確保しなければならない」と強調した。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年3月28日