国務院共同対策メカニズムは21日、記者会見を開き、新型コロナウイルス肺炎の退院患者管理サービス状況について説明した。
国家衛生健康委員会医政医管局監察専員の郭燕紅氏は、「現在、中国の感染予防・抑制情勢は全体的に好転しており、治癒・退院患者がますます多くなっている。現在では7万7千人以上が治癒し、退院し、治癒率は94%以上に達している」とした。
郭氏はさらに、「新型コロナウイルスは新しいウイルスで、現在新型コロナウイルスについては未知の部分が多く、さらに理解を深める必要がある」とした。
郭氏によると、診療プランに基づくと、新型コロナウイルス肺炎患者は軽症型、普通型、重症型、重篤型の4タイプに分けられる。現在のところ、全ての患者のうち軽症型と普通型がほとんどで、80%以上を占めている。重症と重篤は主に患者の年齢によるところが大きい。つまり、高齢者や基礎疾患のある人が重症型と重篤型に重症化しやすいという。
郭氏は、「新型コロナウイルス肺炎患者の臨床症状については、典型的な肺炎とは言えないだろう。国家衛生健康委員会が行ったデータ分析によると、そのうち発熱が約80%、ほかには咳や空咳も共通する臨床症状となっている。重症患者は通常息切れや胸の苦しさがあり、一部の患者には下痢もみられ、同時にだるさや筋肉の痛みなども患者の症状として確認されている。全体的に、患者の症状は典型的なものではないが、軽症から重症になる過程では、年齢や基礎疾患が比較的典型的な影響要因であり、次第にひどくなる呼吸困難が比較的典型的な症状だ」とした。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年4月22日