北京時間5月20日午後9時49分に二十四節気の8番目「小満」を迎え、この日から、中国の多くの地域では夏の暑さを感じるようになる。
さまざまなシーンで「小」があれば、「大」があるように、中国伝統の二十四節気においても、「小暑」があれば、「大暑」があり、「小雪」には「大雪」が、そして「小寒」には「大寒」がある。しかし、「小満」に限っては、「大満」はない。
急がず休まず、全てにおいて完全無欠を求めることはしないという中国の古代の人々の「生活哲学」がそこに反映されているのかもしれない。つまり「小満」こそ、人生においてベストの状態といえるかもしれない。
「小満」は初冬に蒔かれた麦が実り、雨が良く降る季節でもあり、豊作を願う時期となる。
5月19日、河南省鄧州市黄菅村で実った小麦を見て、収穫量を予測する専門家ら(撮影・馮大鵬)。
5月17日、江蘇省海安市万楊村で養殖されているカイコ(撮影・徐勁柏)。
5月19日、河北省唐山で田植えをする農民(ドローンによる撮影・楊世堯)。
また5月20日は「520」の中国語の発音が「愛してる」と似ていることから、中国の若者の間では5月20日は「バレンタインデー」のような記念日になっている。このロマンチックな日に、「小」さな「満」足を見いだし、自分なりの幸せが見つかりますように! (編集KN)
「人民網日本語版」2020年5月20日