「中国天文年歴」によると、北京時間10月23日午前7時ちょうどに、二十四節気の18番目「霜降」を迎える。これは秋の最後の節気となる。
「霜降」が到来すると、作物や草木の葉は黄色く染まり、落葉する。この頃になると、花や葉は枯れるものの、「霜がかかって赤くなった紅葉は、二月に咲く桃の花よりもずっと赤い」という漢詩の通り、街中に美しい紅葉の景色が広がる。
「霜降」の頃から、寒冷前線の活動が活発になり、風の強い日が多くなるにつれて、気温が急低下し、インフルエンザなどの呼吸器系感染症が流行しやすくなる。
歴史学者で天津社会科学院の研究員・羅■偉氏(■は樹のきへんをさんずいにする)は、「生活環境や仕事場、学習環境などにおける換気に注意し、人が密集する場所に行くのは控えたほうがいい。そして、良い衛生習慣を身に付け、手洗いやうがいを頻繁に行うほか、適度に運動し、屋外でよく活動して、体質を強化したほうがいい。さらに、極度の疲労を避け、規則正しい生活や栄養のバランスを考えた食習慣を心掛けるようにすべき」とアドバイスしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年10月23日