「屋台経済」というと草の根の経済活動のようだが、実は価格の安い雑多な商品を取り扱う実体企業、ミニバン・小型トラックのメーカー、関連小売企業の株式市場での驚異的な株価上昇を後押ししている。「瀟湘晨報」が伝えた。
6月3日、広州市広百股フン有限公司(フンはにんべんに分)、浙江中国小商品城集団、百大集団股フン有限公司、茂業商業股フン有限公司などの「屋台概念株」がそろってストップ高になった。いつでもどこでも移動販売車に変身する五菱汽車集団のトラックがネットで人気になり、香港証券取引所に上場する五菱集団の株価も3日に急上昇。一時は上昇幅が120%を超え、時価総額は約5億香港ドル(1香港ドルは約14.1円)から11億香港ドル近くまで跳ね上がった。
「屋台経済」の熱い波がA株市場と香港市場に急速に広がった。五菱専用車の公式アカウントに発表された「屋台経済のレギュラーの主力!」という題名の文章が人気となり、SNSで広く拡散され、五菱集団の香港市場での株価は3日の取引で120%急上昇した。
A株市場では、物販車関連株が取引終盤に急上昇し、北汽福田汽車股フン有限公司、重慶小康工業股フン有限公司、江鈴汽車股フン有限公司などがストップ高になった。広百股フンや小商品城などの「屋台経済」に関わる小売銘柄も数日連続でストップ高になった。