北京青年報と北京日報の報道によると、北京市では2日連続で新たな新型コロナウイルス感染者が確認され、北京最大の農産品卸売市場である新発地市場で輸入サーモンを切るまな板から新型コロナウイルスが検出された。北京の主要スーパーマーケット企業である超市発、物美、家楽福(カルフール)では同日夜、すべてのサーモンを売り場から撤去し、今日から販売を中止した。また、各店舗ではすでに供給業者から緊急で商品調達を行う準備を整え、米や小麦粉、穀類、油、肉類の在庫を確保した。
超市発の関連責任者によると、同スーパーでは80%の店舗でノルウェーから輸入したサーモンを販売している。12日夜、超市発は関連店舗に対し、サーモンを売り場から撤去して封印の上保存し、同時に店舗内の消毒などを徹底するよう通知した。この責任者は、「現在スーパーは緊急事態対応に戻っている。新発地市場の封鎖にともない、その影響が比較的大きいのは肉や野菜。そのため、超市発ではすでに供給業者から緊急で商品を仕入れるよう調整し、米や小麦粉、穀類、油、肉類などの在庫を確保し、買い占めが起きても供給を保障し、いつでも供給源を補えるようにした。同時に、超市発の各店舗では引き続き消毒や人数制限などの感染対策措置を徹底し、市民には店舗に入る際にマスクを着け、1メートル間隔をあけるよう注意を呼びかける」と述べた。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年6月13日