中国鉄道当局は最近、電子切符や顔認証システムによる改札、食事のオンライン予約など、便利なサービスを続々と打ち出している。その他、高齢者やインターネットを利用できない人も便利に鉄道を利用できるように、心温まる各種サービスを打ち出している。
切符購入編
駅には今も駅員が対応する切手販売窓口があり、全ての窓口で現金で切符を購入できる。また、自動券売機があるほか、案内する職員も配置されている。一部の駅には、シニア旅客優先の現金購入や払い戻し・変更などの手続きができる窓口が設置されている。
Q:寝台車の切符を購入する際、下段ベッドを優先的に購入できるか?
「鉄道12306」の切手購入システムがアップデートされ、切符が十分残っている場合、60歳以上のシニア旅客には、優先的に寝台車の下段ベッドが自動で手配されるようになった。複数人のグループで購入する場合も、システムが自動で同伴者を近くのベッドに割り当てる。
そのため、シニア旅客の代わりに下段ベッドの切符を購入する場合は、前もってスケジュールを立て、早めに切符を購入したほうが良い。
Q:紙の切符を受け取る必要は?
旅客は身分証明書をかざすだけで改札口を通過できるため、紙の切符を受け取る必要はない。
改札編
Q:顔認証システムで改札する方法は?
改札口を通過する際、身分証明書を改札機にかざし、マスクを外して顔を認証すれば、改札口が開く。
また、全ての駅に、駅員が配置された改札口が設置されており、シニア旅客はそこから改札を駅構内に入ることもできる
Q:健康コードを提示できない場合は?
有効な身分証明を職員に渡し、登録手続きを行い、チェックを通過すれば駅を出ることができる。また、鉄道当局は駅の目立つ場所に、「健康コードのない人専用レーン」という表示を掲げており、そこを通ればこうした問題も回避することができる。
Q:身体の不自由な旅客が列車に乗る場合は?
鉄道12306のアプリやカスタマーサービス、微信(WeChat)公式アカウント、ミニプログラム、駅の専用電話などで、専用サービスを予約することができる。予約が入ると、駅員はその乗車日時や乗車列車番号、必要なサポート内容などに基づいて、車椅子の提供など、オーダーメイドのサービスを提供する。
乘車編
Q:寝台車にはモーニングコールサービスがまだある?
モーニングコールは健在。日中でも、夜中でも、駅に到着する15‐30分前に起こしてもらうことが可能。シニア旅客もこれで乗り過ごしを心配せずに、ゆっくりと休むことができる。
Q:食事の予約方法は?
旅客は鉄道12306公式サイトやアプリなどで食事を予約できる。予約できるのは、乗車する列車の食堂車で提供されている食事や途中で通過する駅で提供されているその他メーカーの食品・料理などだ。
当然ながらシニア旅客も食堂車に行って食事できるため、必要な場合は乗務員に食堂車で提供されている食事の内容などを尋ねてみよう。また、食事を選んで、乗務員に時間と席番を登録してもらい、席まで届けてもらえるサービスも利用できる。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年3月15日