現在日焼け止めで主流となっている2つの対策のうち、UVカットの衣料品や日傘などの日焼け止めの原理は理解しやすい。これらの対策方法では、紫外線の肌への照射を直接カットできる。日焼け止めのクリームやスプレーといった塗布タイプの製品も、原理的には物理的性質と化学的性質の2種類に細分化できる。
李氏は、「物理的性質の日焼け止めクリームには、二酸化チタンや酸化亜鉛などの成分が含まれる。粒子の形で肌表面に付着し、紫外線を反射もしくは屈折させることで日焼け止め効果を発揮する。これらの日焼け止めクリームは通常、妊婦や子供、高齢者、肌の敏感な人などに適している。化学的性質の日焼け止めクリームは通常、パラアミノ安息香酸などの成分が含まれる。肌に吸収された後に肌のタンパク質と結合し、紫外線を吸収する効果を発揮する。そのため化学的な日焼け止めクリームは肌が吸収する時間を確保する必要があり、通常は外出する30分前に塗ることを勧める」と説明した。
日焼け対策には他にどのようなコツがあるだろうか。李氏は、「夏は紫外線が最も強い午前10時から午後2時の外出を極力避けるべきだ。外出時には日差しを遮り、日焼け止めクリームを塗るという2つの対策を同時に行うことを勧める。またクリームは二重に重ね塗りし、2−3時間ごとに塗り直す。水泳やシュノーケリング・ダイビングなど水中での活動に参加する場合は防水の日焼け止めクリームを選ぶべきだ」と提案した。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年6月17日