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世界のトキ個体数が5千羽以上に 「近絶滅種」から「絶滅危惧種」へ

作者:佚名  来源:人民网   更新:2020-6-23 19:02:27  点击:  


陝西省林業局は6月22日午前、「第1回トキ文化PR活動」開幕式典を主催し、「陝西省トキ保護成果報告」が発表された。澎湃新聞が伝えた。


不完全な統計ながら、1981年に発見された時点でわずか7羽だった世界のトキ個体数は、現在では5千羽を上回るまでとなり、うち中国国内に4400羽、陝西省内に4100羽が生息し、トキの絶滅危惧レベルは「近絶滅種」から「絶滅危惧種」に引き下げられた。



この40年間、トキの個体数は、以下3段階のステップを経て増加してきた。


【第1段階-1980年代】


1980年代、極めて少数の群れが個体数を維持。野生トキ繁殖基地は1ヶ所から3ヶ所に増え、標高約900メートルの高地に生息するトキの個体数は20羽未満だった。


【第2段階-1990年代】


個体数がゆっくりと増加。野外保護と人工飼育が並行して進められ、野生トキ繁殖基地は3ヶ所から8ヶ所に増加、生息地は標高700メートルまで下がり、トキの個体数は20~40羽の状態が続いた。


【第3段階-2000年以降】


トキ個体数の増加が加速。全面的保護と生態修復が進むにつれて、秦嶺における生態環境の質は改善が進み、人工飼育と野生順化が次々と展開され、野外トキ繁殖基地は8ヶ所から547ヶ所に増え、野生トキの個体数は2600羽あまりに達した。



現在、トキの生息地は、陝西、河南、浙江の三省に集中しており、日本と韓国では、再導入プロジェクトを通じて野外トキ群が立ち上がっている。トキの生息地面積は、発見時の5平方キロメートル足らずから、今では1万5千平方キロメートルまで拡大、生息地の分布は、秦嶺を中心としたエリアから、東アジアの従来の生息地に拡大する傾向を呈している。(編集KM)


「人民網日本語版」2020年6月23日


 

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