現地時間7月27日に世界保健機関(WHO)が開いた新型コロナウイルスをめぐる定例記者会見で、テドロス事務局長は、「世界で変化が生じているが、政治的指導力が新型コロナウイルス感染状況に対応する柱であることに変わりはない。発見、検査、感染者一人ひとりへのケア、そして、追跡、接触者の隔離が必要だ。その他、ソーシャル・ディスタンスを保ち、両手を清潔にし、混雑や密閉された環境を避け、アドバイスに基づいてマスクを着用しなければならない」と指摘した。中国中央テレビが報じた。
テドロス事務局長は、「こうした公共衛生対策を採用する地域における新型コロナウイルス感染者数は減少しているのに対して、採用していない地域は感染者が増加している。中国やカナダ、ドイツ、韓国などはすでに大規模流行を抑え込んだ。また、カンボジアやニュージーランド、ルワンダなどは、大規模な感染拡大を回避することができている。新型コロナウイルス感染拡大を阻止する最も基本的な要素は決意であり、互いの安全を守るために、すすんで難しい決断を下すことだ」と強調した。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年7月28日