1分間に中国を出入りする貨物にどれくらいの価値があるだろうか。答えは6千万元(1元は約15.9円)だ。商務部(省)が26日に発表したデータにより明らかになった。新華社が伝えた。
世界が新型コロナウイルス感染症の打撃を受ける中、この数字を達成するのは容易ではない。中国の対外貿易は今年、輝かしい回復曲線を描き、輸出入総額と国際市場でのシェアがどちらも過去最高を更新した。中国は対外貿易の主体、産業チェーン、サプライチェーン、国際市場シェアが安定を示し、対外貿易と外資の土台もどっしりと安定していた。
1-9月には、中国の対外貿易累計成長率が今年初めてマイナスからプラスに転じ、前年同期比0.7%増加した。1-10月は1.1%増加し、11月も増加率は引き続き上昇を続けた。
同部の予測では、今年の中国の輸出入額は32兆元前後に達し、15年に比べて30%増加する見込みだ。第13次五カ年計画期間に、中国の物品貿易大国としての地位がより確かなものになった。
このほか、中国輸出入額の国際市場シェアもさらに上昇している。16-19年には、物品貿易の年間平均成長率は7.5%に達し、世界平均を1.9ポイント上回った。世界貿易機関(WTO)のデータでの試算によれば、今年の中国の国際市場シェアはさらに上昇し、過去最高だった15年の13.8%を上回るという。
輸出入が消費と産業の高度化を促した。現在、輸入商品が一般の家庭に入り込み、越境EC総合モデル区は105ヶ所に増え、輸出入規模は第12次五カ年計画期間末の5倍に達し、試験区内の企業が海外倉庫を1800ヶ所以上建設して、海外におけるマーケティングの重要な連結点となり、対外貿易の新たなインフラになった。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年12月28日