李克強総理は15日夜に人民大会堂で世界経済フォーラム(WEF)の「グローバル・ビジネスリーダー特別対話」でスピーチを行い、ビジネスリーダー代表と意見を交わした。世界のビジネスリーダー600人近くとのオンライン対話で、李総理は中国経済について3つのメッセージを発した。中国新聞社が伝えた。
(1)中国経済には大きな強靭性がある
李総理は中国経済の現状を説明した際「新型コロナウイルスが中国経済にもたらした深刻な影響を前に、我々は新型コロナ対策と経済・社会発展を統合的に計画して推し進めている。経済は下げ止まりと回復を実現し、ここ数か月の主要指標は安定と回復の基調を保ち、中国経済に大きな強靭性があることを示している」と述べた。
(2)年間でプラス成長実現の見通し
中国の国内経済は着実に回復しつつあるが、外部環境には依然大きな不確定性があり、各者はマクロヘッジ政策の行方に関心を寄せている。李総理は「困難と試練を前に、我々はマクロ政策の適時性・有力性・合理性を保つ過程において、政策の実施を重視するとともに、状況の変化に応じて政策を整え、拡充し、経済の下げ止まりと回復の基調を揺るぎないものにしていく。努力の結果、中国経済の発展は今年度の主要目標を達成でき、年間でプラス成長を実現する見通しだ」と表明した。
(3)世界経済を活性化
パンデミックの下で保護主義と一国主義が高まっており、世界経済回復の見通しは不透明だ。李総理は「共同で貿易と投資の自由化及び円滑化を維持し、グローバル産業チェーン・サプライチェーンを早急に復旧させ、世界経済を活性化させる必要がある。中国は引き続き市場参入条件を緩和し、外資の合法的権益を保障して、中国企業と外資系企業が平等に扱われ、公正な競争の行われる市場環境を築いていく」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年9月17日