習近平国家主席は1日、国連総会の北京世界女性会議25周年記念ハイレベル会議で重要演説をビデオ形式で行った。新華社が伝えた。
習主席は「北京世界女性会議の精神は過去25年間、前向きな変化の発生を促し続けてきた。女性の社会的地位は著しく向上し、『天の半分を支える』役割は日増しに明らかになり、ジェンダーの平等と女性のエンパワーメントはすでに国連『持続可能な開発のための2030アジェンダ』に重要目標として盛り込まれた。新型コロナウイルス感染は依然世界中で拡大し、女性はさらに大きな試練に直面している。新型コロナ対策と経済・社会回復推進の過程においては特に女性の特殊なニーズに注目し、『北京宣言』と『行動綱領』を実行に移す必要がある」と指摘し、(1)女性が新型コロナの影響から脱するための支援を行う(2)ジェンダーの平等を具体的に実現する(3)女性が時代の前列を歩む後押しをする(4)世界の女性事業で協力を強化することを主張した。
習主席は「男女平等は中国の基本国策だ。中国は法規100本余りを含む、女性の権益を全面的に保障するための法体系を確立し、義務教育におけるジェンダー格差をほぼ解消し、女性が社会全体の就業者数の4割以上を占めるに至った。5年前に私は世界女性サミットの開催を提案し、一連の国際協力イニシアティブを打ち出した。これらはすでに全面的に実行に移されている。我々は引き続き世界の女性事業へのサポートを強化する。中国は2025年に再び世界女性サミットを開催することを提案する」と表明。
最後に「女性が差別されない世界を築き、包摂的に発展する社会を築くには、まだ長い道を歩み、さらに大きな努力を払う必要がある。我々は引き続き手を携えて努力し、ジェンダー平等の実現を加速し、世界の女性事業の発展を促進していく」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年10月2日