2020官洲国際生物学フォーラムが今月16日、広東省の広州国際生物島(Guangzhou International Bio Island)で開幕した。開幕式では、中国工程院の鍾南山院士が基調講演を行い、新型コロナウイルス感染状況に関する最新の判断について語った。人民網が各社の報道をまとめて報じた。
鍾院士は、「今日、これほどたくさんの人と集まることができるとは、国外の人々にとっては想像もできないことだろう。しかし、新型コロナウイルスをめぐる主な問題は依然として解決されておらず、その感染が起きるメカニズムもはっきりしていない。また、発生源も分かっておらず、極めて有効な治療効果を上げている治療薬もまだない。米ファイザーが開発するワクチンは90%の確率で感染を阻止することができるとされており、中国のワクチンの研究開発も同じほど進んでいるが、第一段階の試験の結果が出なければ発表することはできない。今後、バイオ医薬の分野において、基礎研究、臨床研究、産業化がさらに緊密に組み合わされ、良いメカニズムが形成されるようになることを願っている」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年11月17日