「2019年には、中国の人工知能(AI)関連の特許出願件数が初めて米国を抜いて世界一になり、件数は11万件に達した」。23日に浙江省烏鎮で行われた「中国インターネット発展報告2020」青書に関する記者会見で明らかにされた。浙江在線が伝えた。
この日の記者会見では、「世界インターネット発展報告2020」と「中国インターネット発展報告2020」が発表された。この2つの報告書は中国サイバー研究院が編集したもので、北京郵電大学、国家工業情報安全発展研究センター、北京大学、清華大学、中国情報通信研究院、北京航空宇宙大学などの科学研究機関が共同参加した。
「中国インターネット発展報告2020」によると、2019年に中国ではネットワークのインフラ建設が持続的に加速され、5Gネットワーク、データセンターといった新型インフラの建設が速いペースで進められた。またネット情報技術の自主コントロール技術力が徐々に向上した。情報インフラの分野で、中国はすでに世界最大規模の情報通信ネットワークを構築している。今年5月末現在、中国の光ネットワークは都市部・農村部を全面的にカバーし、ネットワークユーザーのうち光ネット利用者の割合は93.1%に達して、世界一だった。19年の中国デジタル経済の規模と成長ペースもともに世界一で、規模は35兆8千億元(約616兆4千億元)に上り、国内総生産(GDP)の36.2%を占めた。
インターネット技術は中国社会の発展における応用範囲がどんどん広がり、国民のデジタル化やスマート化への情報の恩恵がますます大きくなり、ネットワークによる支援が目に見える成果を上げ、「健康コード」や「通信ビッグデータ行程カード」などは新型コロナウイルス感染症の予防・抑制を効果的にサポートした。
「中国インターネット発展報告2020」は全国31省・自治区・直轄市のインターネット発展状況の評価も行った。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年11月24日