清華大学経済管理学院顧問委員会の2020年度会議が3日、北京で開かれた。習近平国家主席はビデオメッセージを寄せ、顧問委員会の設立20周年に祝意を表した。新華社が伝えた。
習主席は、「新型コロナウイルスの感染が依然として世界中で拡大し、世界経済に深刻な打撃を与え、国際情勢の不安定性と不確定性が著しく高まっている。各国は団結と協力を強化し、多国間主義を堅持し、共同で試練に対処すべきだ。中国は現在、国内の大循環を主体とし、国内と国際の2つの循環(「双循環」)が相互に促進する新たな発展構造を構築している。我々は固く揺るぎなく対外開放を拡大し、より積極的にグローバル市場に融け込み、世界各国と発展のチャンスを分かち合い、世界経済の回復に貢献する。そのため、中国は引き続き教育や科学技術面の国際交流・協力を強化することを望んでいる。委員各位が中国の発展のために積極的に建議・献策することを希望する」とした。
ビデオメッセージで顧問委員会発足20周年に祝意を表する習主席(撮影・鞠鵬)
<清華大学経済管理学院顧問委員会とは>
清華大学経済管理学院顧問委員会は2000年10月に設立。著名な企業家、商学院院長、著名な学者(ノーベル経済学賞受賞者を含む)及び中国政府と財政・経済当局の指導者からなる。清華大学経済管理学院初代委員長の朱鎔基氏が名誉主席を務める。同委員会は、学院と外部各界との結びつきを強化し、学院の科学研究と教育の全体的水準を高め、学院を世界一流の経済管理学院にする手助けをすることを使命としている。現在の主席はアップル最高経営責任者(CEO)のティム・クック氏。副主席は清華大学学長の邱勇氏(院士)と、清華大学経済管理学院経済学部教授で清華大学経済管理学院第4代院長(2006~18)の銭穎一氏。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年12月4日