中国中央テレビはこのほど、パンダに関する興味深いニュースを伝えた。中国のパンダは、四川パンダと陝西秦嶺パンダの2種類の亜種に分かれるというのだ。一方はより熊に似ており、もう一方はより猫に似ているという違いがある。
四川パンダは頭がやや大きく、顔が長く、より熊のように見える。
陝西秦嶺パンダは頭が丸く口が小さく、より猫のように見える。
近親種ではあるが、DNA研究によると四川パンダと秦嶺パンダはあまり近しい存在ではなく、すでに30万年にわたり交流していないという。
資料によると、パンダは地球上に少なくとも800万年以上生存しており、「生きた化石」「中国の国宝」と呼ばれ、世界自然保護基金のイメージキャラクター、世界の生物多様性の保護の中心種だ。昨年11月現在、世界の施設内で飼育されているパンダの数は600頭にのぼる。
パンダは中国固有の種で、主な生息地は四川省、陝西省、甘粛省の山間部となっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年12月15日