中国石油西南油气田公司(以下「同社」)が29日に明らかにしたところによると、29日午前8時現在、同社の今年のシェールガス生産量は100億19万立方メートルにのぼり、中国で年間生産量規模が最大のシェールガス開発会社になった。中国新聞網が伝えた。
同社のシェールガス生産エリアは主に四川省の宜賓、自貢、内江、瀘州、重慶市の永川などに分布している。同社は今年に入りシェールガス井を240井余り掘削し、年間生産量を86億8500万立方メートル拡大した。1日あたりのガス生産量は年初より40%増加した。
シェールガス資源が豊富な四川盆地で、同社は2006年にシェールガス探査・開発評価活動を開始し、2007年に率先してシェールガス地質総合評価を展開した。十数年の技術の研究開発及び生産・建設を経て、中国最大のシェールガス生産エリアになり、十数の中国一を樹立した。
同社は2010年に中国初のシェールガス井「威201井」を掘削し、中国のシェールガス探査・開発の幕を開けた。中国国家発展改革委員会及び中国国家エネルギー局は2012年3月、中国石油による長寧―威遠シェールガス産業化モデルエリアの建設、シェールガス探査・開発技術標準体系の構築を行い、同社によって実施することを承認した。同社は2016年1月に中国石油初の国家級シェールガスモデルエリアを建設し、規模化による効果的な開発を実現した。四川省南部のシェールガス生産エリアの確認された埋蔵量は現在1兆立方メートルを超えており、生産量の急拡大の新たな時期を迎えようとしている。
同社のシェールガス生産量は2025年に220億立方メートルを超える見通しで、270億立方メートルを目指している。これは同社の同年のガス生産量の約50%に当たる。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年12月30日