王氏は、「将来は本物のロボットには感情の交流や人との共同作業ができる機能が備わっている上に、学習や意味分析などの能力も必要で、これがなければ真にスマートサービスロボットになることはできない」とした。
この目標を達成するため、たくさんのことをしなければならない。たとえば、感知力、記憶力、学習能力、意思決定力をロボットシステムに組み込み、ロボットがスマート化された自主ネットワークコントロールシステムを備えるようにすることが必要だ。
王氏は、「スマートロボットの発展では、人工知能(AI)が鍵となる。AIの3大コア技術である感知技術、認知技術、行動コントロール技術は、スマートロボットを発展させる主要技術だ」と述べた。
また王氏は、「AIがどのようにしてロボットと有機的に結びつくかは、次のいくつかの重要な点がある。感知のレベルでは主に言語の識別、物理的な識別に関わる▽認知のレベルでは主に言語の意味の理解、感情の分析、意思決定におけるマルチモーダルインタラクションなどに関わる▽実行のレベルでは主に歩容制御、歩容認証とインタラクションなどに関わる」と指摘した。
王氏は、「未来のロボットの発展は必ずネットワーク化、自主化、協同化、円滑化の方向に向かう。同時に、ロボットは優れた発展プラン、イノベーションの環境、次世代ロボットの標準・技術を必ず必要としている。最も重要なポイントはやはり産業の人材であり、人材チームでは熟練技術者、エンジニア、科学者の融合が必要になる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年12月31日