外交部(外務省)の華春瑩報道官は20日の定例記者会見で、「中国側の対米政策は一貫した明確なものだ。米国の新政権が中国側と向き合って進み、中米関係が早期に正しい発展の軌道に戻る後押しをすることを望む」と述べた。
【記者】 米国家安全保障会議(NSC)の「インド太平洋調整官」に指名されたキャンベル氏はこのほど、「中米関係は現在の道を歩み続けた場合、非常に恐ろしい状況に陥る。双方は真っ向から対立する行動を一時停止し、適切な接触のチャンネルとメカニズムを構築するとともに、穏やかなステップを踏み、相手国に関係改善の前向きなシグナルを発するべきだ」と述べた。これについて中国側としてコメントは。
【華報道官】 良好な中米関係は両国民の根本的利益にかない、国際社会の共通した期待でもあると中国側は一貫して考えている。中米間には溝があるものの、広範な共通利益と協力の余地があり、また世界の平和と発展に対して特別な責任を負っている。
中国側の対米政策は一貫した明確なものだ。我々は米側との非衝突・非対立・相互尊重・協力・ウィンウィンの実現に尽力すると同時に、国家の主権・安全・発展上の利益を断固として守る。米国の新政権が中国側と向き合って進み、対話を強化し、溝を管理・コントロールし、協力を拡大し、中米関係が早期に正しい発展の軌道に戻る後押しをし、両国民及び世界の人々により良く幸福をもたらすことを望む。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年1月21日