香港映画界が生み出した“少林寺アクション”と“キョンシー・ホラー”の2大エースが合体した究極のエンターテインメント作品が日本に上陸する。その名も「少林キョンシー」(監督ダグラス・クン)。12日に公開される。「カンフー・ハッスル」では「ありえねえ」が流行語になったが、この作品も「さらにありえねえ」アクションが満載だ。
いまや世界のトップスターに君臨するジェット・リー(42)が火をつけた少林寺アクション。これに、「霊幻道士」シリーズ誕生からちょうど20年の節目によみがえるキョンシーが絡んでくるから、ファンにはたまらない。意外!?な組み合わせは香港映画界にとっても「最終兵器」とみられている。
清の時代。1000年の眠りから覚め、地上を地獄に変えようと暗躍を始めたキョンシー軍団と、これを迎え撃つ道士たちの壮絶バトルを描く。伝統のカンフー・アクションやハリウッドも真っ青なワイヤワーク、そして「少林サッカー」や「カンフー・ハッスル」でも度肝を抜いたデジタル映像…まさしく「さらにあり得ねえ」要素がぎっしりだ。
クエンティン・タランティーノ監督の「キル・ビル」にも出演したゴードン・リュウやジャッキー・ウー、売り出し中の女性アクションスター、シャノン・ヨーら豪華な顔ぶれがそろった。
とりわけ、横浜で生まれ、現在はフィリピンを中心にアジア全域で活躍中のジャッキーにとっては“凱旋”の形となった。
3日にはTOKYO FMの番組「TREASURE THE WORLD」(後7・00)に出演。メーン劇場の東京・シネセゾン渋谷では公開中に「キョンシー展」の開催も決定。歴代のキョンシーが勢ぞろいし、作品の盛り上げに一役買うことも決まった。