韓国の人気女優チェ・ジウ(30)の最新主演映画「連理の枝」(監督キム・ソンジュン)の撮影が韓国・牛島で行われた。「涙の女王」の異名を取るようになった「冬のソナタ」などドラマ出演は「メロ(ラブストーリー)」が多いが、“メロ映画”は初めて。「好きなジャンルだし、うまく演じられる分野」と自信をのぞかせ、「メロの女王」の貫録を見せた。
立っているのも大変なほど強く冷たい風が吹く中、岬に立つジウ。恋に落ちた男性と、思い出の場所で愛を語らう場面の撮影に臨み「感情移入が重要なシーン」と何度も撮り直しに応じるなど女優魂を見せた。
難病を患いながらも残りの人生を幸せに生きようとする女性ヘウォン(ジウ)と、運命的に出会ったゲーム開発会社のCEOミンスの悲恋を描く作品。済州島からフェリーで15分の位置にある牛島に約500万円かけて製作した、タイトルにもなり物語を象徴する「連理の枝」(枝が絡み合い1本になったような2本の木)の根本で撮影を行った。
ジウは「今までは男性にリードされる役が多かったけど、今回は性格も明るく、男性を軽くリードするようなところに引かれたんです」と笑顔。
「冬のソナタ」「天国の階段」など、ドラマでは多くの純愛作品に出演しているが、映画では「誰にでも秘密がある」のようにラブストーリーながらもコメディータッチの作品が多く、意外にも“メロ映画”は初めて。「私にとって演技の面で一番うまくできるのがメロ。好きなジャンルだし、その人物に集中して心で感じながら演じます」と説明した。
今月中旬から、TBSドラマ「輪舞曲-RONDO-」(来年1月スタート)の収録のため日本に滞在する予定。「(94年の)デビュー以来一番スケジュールが忙しい。でも、最善を尽くして頑張ります」と笑顔で意気込みを語った。来春公開予定。