【ワシントン和田浩明】米中部テネシー州北部ジャックスボロのキャンベル・カウンティ高校で8日午後(日本時間9日未明)、1年生の男子生徒が発砲し、教頭1人が死亡、校長と別の教頭1人が重傷を負った。AP通信などが報じた。本人も手を負傷し病院で治療を受けた。他の生徒や教員らにけがはなかった。地元警察は動機や犯行に使われた銃の入手経路などについて調べている。
地元紙などによると、事件は午後2時ごろ発生。校長室で教頭らが銃を取り上げようとした際に、14歳の男子生徒が発砲した模様だ。教頭は搬送先の病院で死亡、校長と別の教頭は重傷だという。地元警察は、この生徒から22口径の拳銃を押収した。
同校は午後の授業を中止し、約1350人の生徒を保護者付き添いで帰宅させた。同校のあるキャンベル郡では郡内の全校を今週いっぱい休校としたという。
AP通信によると、同州では8月にも教師の殺害を計画した容疑で中学校の生徒2人が逮捕されている。3月にはスクールバスの運転手が15歳の少年に撃たれて死亡した。