22日午前3時15分ごろ、静岡県浜松市竜禅寺町のレストラン「エピナール」で、経営者の三上要さん(57)の妻(51)から「夫が手を縛られ意識を失っている」と119番通報があった。駆け付けた救急隊員が三上さんを病院に運んだが、約1時間後に死亡が確認された。県警浜松中央署は殺人容疑で捜査を始め、死因などを調べている。
調べでは、三上さんはひものようなもので両手を後ろ手に縛られていた。目立った外傷はないという。複数あるガスの元栓のうち4個が開けられており、店内にガスが充満していた。レジを荒らされた形跡があったことから、同署はなくなった物がないか調べている。
同店は3階建てビルの1階部分。2、3階が住居になっており、妻が21日午後10時半ごろに店から住居に上がって以降、三上さんは一人で店内にいたという。店は通常、午前2時ごろまで営業しているという。
現場はJR浜松駅の南約700メートルの住宅街の一角。深夜は人通りはまばらという。【古関俊樹、稲生陽】