【バンコク浦松丈二】15日午前9時(日本時間同11時)ごろ、タイ南部のヤラ、パタニ、ナラティワット3地区の行政庁舎近くでほぼ同時に十数回の爆発が起き、地元政府職員ら少なくとも8人が負傷した。イスラム武装勢力によるテロとみられる。
ヤラ地区の行政庁舎は、チッチャイ副首相が訪問を予定していた。爆発は訪問予定の直前に起きたが、副首相は無事だった。タイ南部では分離・独立を目指すイスラム武装勢力と治安当局の衝突が続いており、04年から現在までに1300人以上が死亡している。
毎日新聞 2006年6月15日 12時42分