サッカーのワールドカップ(W杯)は第8日の16日午後3時(日本時間16日午後10時)、ゲルゼンキルヘンで1次リーグC組のアルゼンチン-セルビア・モンテネグロ戦が行われ、アルゼンチンが6-0で圧勝した。2試合を終えてアルゼンチンは2勝。セルビア・モンテネグロは2敗。
アルゼンチンは前半6分、連係プレーで左サイドを突破したサビオラからペナルティーエリア内でパスを受けたロドリゲスがシュート。堅守を誇るセルビア・モンテネグロからあっさり先制点を奪うと、同31分には、鮮やかな連続パスから最後はカンビアッソが決めて2点目。同41分には、右サイドで1人をかわしてペナルティーエリアに進入したサビオラがシュートまで持ち込み、GKのはじいたこぼれ球をロドリゲスがゴールに押し込んだ。
セルビア・モンテネグロは後半、足もとの技術の高さを生かしてドリブル突破などを仕掛けたが、守備意識が高いアルゼンチンを前にほとんど好機を作れず、後半20分にはケジュマンが悪質なファールで退場。反撃の勢いが失われ、以降はアルゼンチンが余裕を持ったパスまわしで試合を圧倒的に支配した。
同30分には18歳のメッシがW杯初出場を果たし、同33分、そのメッシのクロスボールからクレスポが決め4点目。同39分にはテベスが個人技から5点目を奪い、終了間際にはメッシが6点目を挙げ、試合を締めくくった。【デジタルメディア局】