【ニュルンベルク(ドイツ)小坂大】サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会第10日の18日は1次リーグ3試合を行い、F組の日本はクロアチアと0-0で引き分け、1敗1分けの勝ち点1。目標の2大会連続決勝トーナメント進出にかすかな望みをつないだ。ブラジルはオーストラリアを2-0で退けて2連勝。W杯での連勝記録も9に伸ばし、勝ち点を6として10大会連続の1次リーグ突破を決めた。
戦いは暑さの中で、激しい消耗戦になった。日本は前半、相手のPKを川口能活(ジュビロ磐田)が阻止するなどピンチをしのいだが、攻撃では後半、柳沢敦(鹿島アントラーズ)が絶好機で外すなど無得点に終わった。
得失点差で最下位の日本が決勝トーナメントに進むには、22日午後9時(日本時間23日午前4時)開始の最終戦で、連覇を目指す王国ブラジルに2点差以上で勝つことなどが最低条件で、極めて厳しい状況だ。
G組は韓国が前々回大会優勝のフランスと1-1で引き分け、勝ち点を4に伸ばした。
毎日新聞 2006年6月19日 10時21分