サッカーのワールドカップ(W杯)ドイツ大会は第18日の26日午後9時(日本時間27日午前4時)、ケルンで決勝トーナメント1回戦のスイス-ウクライナ戦が行われ、ウクライナが0-0から今大会初のPK戦を制した。ウクライナは準々決勝でイタリアと対戦する。
組織的な守備と速攻が持ち味の両チームは、開始早々から中盤で激しくボールを奪い合い、互いになかなか攻撃の形が作れないこう着状態が続いた。ウクライナは前半20分、左サイドのFKからゴール前のシェフチェンコがヘディングシュート。しかし、これがバーにはばまれると、スイスも直後の同23分、フライがFKから直接狙ったシュートがバーを直撃した。
ウクライナは後半22分にシェフチェンコがすばやい動きから左足で鋭いシュートを、同30分には左CKからグシンがヘディングシュートを放ったが、ボールはともにゴール右へわずかに外れた。
試合は両チーム無得点のまま延長戦でも決着がつかずPK戦に。3人連続で失敗したスイスに対し、ウクライナは1番手のシェフチェンコが失敗したものの、後の3人が成功。120分の死闘の末、ウクライナが準々決勝の切符を手にした。【デジタルメディア局】