3か月近くも遺体のそばで生活していました。三重県尾鷲市で76歳の女が、同居している74歳の男性の遺体を自宅の床下に埋めた疑いで、警察に逮捕されました。
三重県尾鷲市の静かな集落。
「今までは付き合いしてたけど、最近になっておかしかった」(容疑者を知る人)
この住宅に内縁の夫と2人で住んでいた、谷野チヨ子容疑者(76)が死体遺棄の疑いで逮捕されました。内縁の夫の川中末廣さん(74)の姿を見ないと、地元の民生委員が届け出て事件が発覚しました。
当初、谷野容疑者は「川中さんは入院している」と話していましたが・・・。
「実はこの世にはいない」(谷野容疑者)
自宅の畳と床板を外した土の中から、川中さんとみられる遺体が見つかりました。警察の調べによると谷野容疑者は、4月中旬に川中さんをハンマーで殺害、翌月には遺体を自宅の下に埋め、3か月近くも遺体のそばで暮らしていました。
「事件が分からなかったら、ずーっと(内縁の夫の)年金もらって生活するつもりやったのかな・・・」(谷野容疑者を知る人)
「体のことを心配したのに、耳を貸さずに畑仕事を続けていたので、口論になり殺した」(谷野容疑者)
警察は、殺人容疑でも谷野容疑者を再逮捕する方針です。(11日18:08)