第13次五カ年計画期間、中国の社会保障制度は徐々に整い、カバー範囲を拡大し続け、保障水準を着実に高め、管理とサービスは改良・規範化され、世界最大規模の社会保障制度を完成し、人民大衆の獲得感、幸福感、安全感をしっかりと高めた。中国中央テレビが伝えた。
第13次五カ年計画期間、保険に加入すべきだがまだ加入していない都市・農村部の住民が社会保障を受けられるよう、中国は社会保障史上最も規模が大きく、範囲の広い国民皆保険の取り組みを実施し、加入基数を算出し、13億9000万人の基礎データをカバーする国民皆保険データベースを構築し、ターゲットをしぼって重点層の加入を推進し、各種社会保険のカバー範囲を拡大し続けた。今年10月末時点で、全国の各種保険の加入者数は基本養老保険(年金制度)が9億9200万人、失業保険が2億1400万人、労災保険が2億6400万人で、いずれも第13次五カ年計画の目標を前倒しで達成した。登録貧困人口計5949万人が基本養老保険に加入し、加入率は99.99%を超え、「保障すべき人は全て保障」という目標をほぼ達成した。現時点で中国の年金加入者数は世界の年金加入者数全体の3分の1を占め、世界で最もカバー人数の多い年金制度となっている。
人的資源・社会保障部(省)社会保険事業管理センターの胡勁松副主任は「第13次五カ年計画期間、中国の社会保障事業は新たな歴史的発展段階に入り、社会保障のカバー範囲を拡大し続け、待遇水準を着実に高めた。企業の定年退職者の基本養老金(年金)は16年続けて引き上げられ、失業保険、労災保険の待遇水準も経済・社会発展水準の高まりに伴い着実に引き上げられた」と指摘する。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年12月8日