東京ハイヤー・タクシー協会(東京・千代田)は、スマートフォン(スマホ)のタクシー配車アプリで、利用者の近くにいる空車を表示するサービスを始めた。エコカーなどを選べる機能も付加。英語版アプリの提供も開始し、2020年の東京五輪へ向けて外国人対応を強化する。
無料アプリ「スマホdeタッくん」は指定した場所にタクシーを配車できる。今回、新たに画面上で空車が一目でわかるようにした。周囲1キロメートル圏内の空車を近い順に最大10台表示する。あわせて車体の色や種類を選択可能にした。例えば接待などで要望の多い黒塗りタクシーやエコカーを指定できる。
同アプリは東京23区と武蔵野市、三鷹市の8グループが参加する。日本交通やチェッカー無線、大和共同無線などの1万1千台が対象で、都内を走る法人タクシーの55%をカバーする。