2020年上海政府実事プロジェクトの一つである、スマート健康ステーションの建設任務が前倒しで目標以上に達成された。9月末時点で、全市で110カ所のスマート健康ステーションを新設し、計195カ所となり、各街・鎮のフルカバーをほぼ実現した。住民は自宅周辺で健康状態、フィジカルリテラシー（身体素養）、運動機能などのセルフチェック・測定を行い、さまざまな健康サービスを受けることができる。人民日報が伝えた。

上海市全体におけるスマート健康ステーションの設置先は多様的で、住宅団地、産業パーク、高齢者福祉施設、市民スポーツイベントセンター、オフィスビルなど、住民に近く、多様な形態を持つ。住民は近くのステーションで、身分証や社会保障カードを使い身元確認を行い、自動的に住民健康アカウントを開設またはそれを利用し、11種のセルフ健康チェック、11種のセルフ体質チェック、15種の健康スケールセルフ評価のサービスを選択できる。住民の健康の需要に基づき、ステーションのサービス機能が絶えず拡張され、豊富になる。例えば高齢者の認知症リスクセルフ評価、児童成長・発育曲線宣伝などが追加されており、サービス内容が今後も絶えず充実化する予定だ。

スマート健康ステーションはセルフチェックサービスを提供するだけでなく、その結果に基づき適切な健康サービス資源を推薦する。需要のある住民はここでホームドクターオンライン契約、健康記録の作成、診療記録の問い合わせ、優先予約受付などのサービスを利用できる。各コミュニティ衛生サービスセンターのホームドクター、スポーツインストラクターなどが定期的にステーションに滞在し、的を絞った健康・運動指導を行う。ステーション内で生成された健康データは「上海健康クラウド」を通じ住民健康アカウントに集められる。住民はいつでも持続的にチェックでき、オンラインで健康指導を受けることができる。（編集YF）

「人民網日本語版」2020年11月11日