東京ガスは25日、インドネシア国営石油ガスのプルタミナと液化天然ガス(LNG)事業で協力すると発表した。LNG調達や受け入れ基地の建設・運営、パイプラインの整備、販売などの分野で幅広く連携する。国内で蓄積した知見を生かし、急拡大するインドネシアのエネルギー需要を取り込む。
24日にプルタミナとの間で協力協定を締結した。具体的な内容は今後詰めるが、調達から輸送、貯蔵、販売まで一連のLNG事業について協力を検討する。LNG火力発電事業への参画も視野に入れる。4月にはジャカルタに拠点を設置する。
東ガスは中期経営計画で東南アジア事業を拡大する方針を示しており、昨年12月には東南アを統括する子会社をシンガポールに設立した。今回と同様の協定は2012年にベトナム政府系企業とも締結しており、今後タイなどでも現地企業との協力を検討する。