【リオデジャネイロ=共同】2016年リオデジャネイロ五輪の準備状況を監督する国際オリンピック委員会(IOC)の調整委員会は25日、8度目の現地調査を終えて記者会見し、ムータワキル委員長は「連邦、市、州の3政府がうまく連携している。ルセフ大統領とも会い、五輪開催を国全体が支えていると感じた」と評価した。
大会組織委員会から水質改善の遅れが報告されたセーリング会場は「選手が安全な環境で競技ができることは保証を得ている」として大きな懸念は示さなかった。一方、自転車トラックと馬術の会場、環境問題で訴訟が起きたゴルフコースの建設について「完成の期日が険しい」と一層の努力を求めた。
欧州などでのテロの影響で強化された警備計画については「プレゼンテーションを見てトップレベルだと確信できた」と評価した。