出光興産(5019)は2日、子会社の出光大分地熱(大分県九重町)の滝上事業所にバイナリー発電所を建設すると発表した。発電容量は出力が5050キロワットで、年間の規模は31メガ(メガは100万)ワット時を見込む。2017年3月の完成と稼働開始を予定している。
バイナリー発電は熱水と低沸点媒体の2つを利用する発電方式。従来保有する地熱発電設備では地中に戻していた低い温度の熱水も活用することで、より効率的な発電が可能になる。建設費用は非公開だが、2014年3月期通期の業績への影響は「軽微」(同社)としている。〔日経QUICKニュース(NQN)〕