自動車販売会社の業界団体が2日発表した2月の国内新車販売台数(軽自動車を含む)は前年同月比14.7%減の48万2103台だった。昨年2月は消費増税前の駆け込み消費で前の年に比べ18%増えており、昨年の反動が出た。ただ、登録車・軽とも2009~14年の2月の平均よりは多い。
登録車は前年同月比14.2%減の28万8348台、軽が同15.4%減の19万3755台だった。いずれも減少率は1月よりは改善した。
乗用車メーカー別では昨年後半に「レガシィ」などの新型車を相次ぎ発売した富士重工業が総販売でプラスだったものの、その他メーカーは前年水準を下回った。日産自動車が21%減、トヨタ自動車(レクサス除く)が18%減だった。
軽の年度ベース(14年4月~15年2月)の販売台数は、首位のスズキとダイハツ工業の差は8千台強と1月までと比べて1万2千台分縮まった。14年暦年ではスズキが8年ぶりに首位を奪還したが、年度末にかけて年度首位を目指し、再び競争が激しくなる可能性がある。