【ニューヨーク=伴百江】米民間雇用サービス会社ADPが4日発表した2月の全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数(政府部門を除く)は前月比21万2000人増と1月の25万人増(21万3000人から上方修正)から鈍化した。市場予想(22万人程度)も小幅に下回った。幅広い業種で雇用は伸びたが「原油安がエネルギー関連企業の雇用に影響し始めた」と担当者は指摘している。
このリポートは、今週末に米労働省が発表する2月の雇用統計の先行指標として注目されていた。市場関係者の間では雇用統計の非農業部門の雇用増加数は24万5000人前後と予想されている。